日常のつぶやき 調べてみた。

犬を飼うために初心者が知っておきたいこと ゴールデンレトリバー編

更新日:

この度、突然降ってわいたように我が家で犬を飼うことになりまして。

私自身、40年以上生きてきてこのかた、生き物を家で飼ったことがほぼなく。小学校のときにお祭りの金魚をちょっと飼ってたくらいでして。

生き物の命を預かることに、すごいプレッシャーを感じています。

でも、やっぱり飼ってみたい!かわいさに癒されたい!キュンキュンときめきたい!潤いたい!

じゃあ、どんなワンちゃんをお迎えするか。

今、我が家ではゴールデンレトリバーと豆柴が候補に挙がっています。

そこで、ひとまずゴールデンレトリバーについて徹底的に調べてみました。

  • どんな性格なの?
  • 散歩は1日何回?どれくらいの距離?
  • 注意することは?
  • どんなエサをあげればいいの?
  • しつけの仕方は?

などなど、初めてのことだらけで疑問がいっぱいの著者が、自分のために調べた記事です。

もじ、同様にこれからゴールデンレトリバーを飼ってみたいかも、という方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

ゴールデンレトリバーはこんなコ

ゴールデンレトリバーは、もうまさにイメージした通りの性格の持ち主です。

理想の結婚相手の条件を挙げたら、だいたいそれがゴールデンレトリバーの性格に当てはまります。(たぶん)

  • 優しい
  • 穏やか
  • 頭がいい
  • 場の空気をちゃんと読む
  • 社交的
  • 甘えん坊
  • 愛されキャラ

どうですか?よくないですか?こんな人。

スペックは以下の通り。

身長(体高)オス:56~61cm
メス:51~56cm
体重オス:29~32kg
メス:25~27kg
毛の色クリーム色
出身イギリス
運動運動神経がとても良い。運動量は多め
泳ぎが得意
成長生後1ヶ月:2~3kg
生後3ヶ月:6~8kg
生後6ヶ月:15~25kg
生後8ヶ月:20~30kg
罹患しやすい病気股関節形成不全、腫瘍、
アレルギー性皮膚疾患、白内障
平均寿命10~12歳

あと知っておきたいのが、ゴールデンレトリバーの毛についてです。

ダブルコートで抜け毛は多めなのが特徴です。

ダブルコートとは、アンダーコートとオーバーコートの両方が生えていること。

なんのこっちゃ?という方のために、犬の毛についてちょっと紹介しておきますね。

犬は、1つの毛穴から7~15本の毛が生えているといわれています。

オーバーコートが2~5本で、残りがアンダーコートです。

アンダーコートとは、柔らかく細い毛で体温調節をすることが主な役割です。

オーバーコートは、紫外線や虫から皮膚を守ったり美しく見せるための毛で、硬めの太い毛のことをいいます。

春にはアンダーコートが抜けて、夏毛と生え変わり風通しを良くして涼しくします。

秋には夏毛が抜け落ちて保温性が高い毛と生え変わり、寒さから身体を守るのです。

ですから、ダブルコートのワンちゃんは春と秋に毛がドバっと抜けるのです。

約10~20日間は、びっくりするほど抜けます。

厄介なのが、この抜け毛は勝手に抜け落ちてくれるのではないことです。

毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげないと、いつまでも身体に残ったままになってしまうんですよー。

パラパラパラ~っと落ちていくと思っちゃいますよね。そうはいかないみたいです。

これを放置すると、皮膚の通気性が悪くなってしまって皮膚炎を引き起こす可能性があるのだそう。

さらに、ダニの温床になってハウスダストの原因になることもあるでしょう。

ただし、子犬の時期はパピーコートと呼ばれて赤ちゃんの毛なので抜け落ちる量は多くありません。

抜け毛の対策としては、

こういったグッズが売られているので、ニーズに合わせて使ってみるのも良いかもしれません。

抜け毛の処理も大切な飼い主の仕事の1つ。張り切ってがんばりましょう!

抜け毛の情報が多くなってしまいましたが、ゴールデンレトリバーの基礎知識をご紹介しました。

チビッコ期の英才教育で立派な大人に

ゴールデンレトリバーのしつけは、生後3ヶ月くらいからはじめるのが理想的です。

まずは、生後5ヶ月までの間に人間との生活に慣れさせることからスタート。

ワクチン接種が終わって散歩ができるようになるまでは、抱っこをして近所を散歩しましょう。

車が走る音やクラクション、物が落ちる音など、生活の音に慣れさせることが大切です。

飼い主以外の人に触られることに慣れることも、この時期の重要なことです。

トイレトレーニングも子犬の時期のしつけが必要になります。

トイレは常に清潔にしておくこと。

寝る場所とトイレはきちんと分けてくださいね。

なるべく大きめのトイレトレーを用意して、静かで集中できる場所に設置しましょう。

飼い主が抱っこして連れていかず、おやつで誘導することがポイントです。

床の臭いを確認しはじめたら、トイレに行きたいアピールです。

トイレまで誘導してきちんとできたらおやつをあげて褒めるというのを繰り返すうちに、自分でしっかりできるようになります。

もう1歩進むと、ワンちゃんが排泄をしたら掛け声をかけるようにしていると、次第に掛け声のタイミングで排泄をしてくれるようになるでしょう。

お留守番トレーニングも生後3ヶ月からスタートしましょう。

短時間からはじめて、少しずつ時間をのばしていくと上手くいきます。

ケージの環境をきちんと整えてあげることも忘れずに。

噛み癖や吠え癖も、しつけで解決できます。

噛み癖は子犬の時期の甘噛みからのしつけが大切です。

甘噛みをしても無反応を貫いていると次第に噛まなくなるので、噛むためのおもちゃをあげて発散してもらうようにするといいでしょう。

何かの音に反応して吠えてしまう場合は、その音を聞かせて吠えなかったらおやつをあげるというトレーニングを繰り返すうちに治ることが多いようです。

いずれも、ゴールデンリバーはとても頭がいいのでしつけがしやすいでしょう。

子犬の時期は、好奇心から集中力を欠いてうまくできないこともあるかもしれません。

ゆっくり少しずつ覚えてもらえるように、根気強くしつけをしていきましょう。

狩猟の回収犬から発展

ここで、ゴールデンレトリバーのルーツを紹介しておきます。

ゴールデンレトリバーは、イギリスのツィードマウス卿という人が、黄色のレトリバーとツィードウォータースパニエルを交配させたのがはじまりといわれています。

レトリバーとは回収犬という意味があり、ハンターが撃った水鳥を泳いで回収してくるという役割を担っていました。

健気ー。

ですから、ゴールデンレトリバーは泳ぎが得意で、口に何かをくわえたまま活動するのが上手なんですね。

イギリス生まれということで、日本のジメジメとした湿度の高い暑さには弱いです。

逆に、冬の寒さには比較的強い傾向があります。

ただし、温度調整が苦手なので、暖かい暖房の部屋から急に寒い外に出すのは注意が必要です。

レトリバー一族は、全部で6種類だそうです。

中でも、ゴールデンレトリバーと並んで人気のラブラドールレトリバーは、セントジョンズレトリバーが祖先で、こちらはカナダで狩猟犬として改良されました。

似ているようで、流れがだいぶ違いますね。

イングリッシュタイプとアメリカンタイプがある

ゴールデンレトリバーって、実はイングリッシュとアメリカンの2種類があるんです。

元々は、イギリスで誕生したワンちゃんですが、カナダからアメリカに渡り、その土地に合わせて少しずつ元のゴールデンレトリバーと変わってきたのでした。

それぞれ、特徴が少し違うので紹介します。

アンパンマンのキャラに例えると、イングリッシュタイプが食パンマンだとしたら、アメリカンタイプがアンパンマンみたいな。

くらいの違いです。ざっくりいうとです。

日本でよく飼われているのは、だいたいアメリカンタイプの方です。

イングリッシュタイプの方は、クリーム色や白っぽい毛色が特徴。

筋肉質でがっちりした体格の、アスリートタイプです。

毛はウェーブがかかっていて、アメリカンタイプよりやや短めです。

どちらかというと、クールで気品のある性格といえるでしょう。

一方、アメリカンタイプは茶色の毛色で、細身のバランスがとれた体系。

毛はストレートで柔らかい毛質です。

陽気で明るくてとても活発な性格です。

そこまで大きな違いではないのですが、知識としてご紹介しました。

ゴールデンレトリバーに合った環境とは?

ゴールデンレトリバーの特徴が理解できたところで、じゃあ快適な環境で過ごしてもらうにはどうしたらいいかということなんですが。

4つのポイントを紹介していきますね。

  1. 飼い主と一緒にいられる室内で飼う
  2. ワンちゃんに合った温度と湿度にする
  3. フローリングは避けて敷物を用意する
  4. ケージに入れて居場所を作ってあげる

愛情をたっぷりかけることはもちろん大事なことです。

でも、それだけでワンちゃんは本当に幸せでしょうか?

住まう環境ってやっぱり大切ですよね。

人間だって、優しくて細かい気配りをしてくれる優しい両親だけど、片づけが苦手で家の中がごみ屋敷で育つってイヤですよね。たぶん多少グレます。

ワンちゃんだって一緒です。

環境がなってなかったら、グレます。「ケッ、なんだコイツ」ってなります。

ですので、早速1つずつ見ていきましょう。

飼い主と一緒にいられる室内で飼う

ゴールデンレトリバーは、室内飼いが向いています

理由としては、

  • 体調不良に気づきやすい
  • 長毛で体温調節が苦手
  • 毛が汚れない
  • 人間と一緒に生活するのが好き

などが挙げられます。

ただし、運動することも大好きなので、散歩は毎日2回行くのが理想です。

定期的にドッグランに行くなどして、自由に走り回って遊ぶことも大切ですね。

ドッグランにデビューすることで、社会性も身につくでしょう。

家の中ではケージを用意して、ワンちゃんが休めるスペースをつくります。

トイレをケージの中に設置するなら、ワイドサイズのトレーを用意します。

トイレは幅約60cm~90cmくらいが適しています。

常にきれいにして、消臭にも気を配るようにすることが大切です。

トイレシーツも吸収性が高いものを選ぶようにしましょう。

大好きなワンちゃんといつも一緒にいる暮らしのためには、住環境を快適に保つことも大切です。

ゴールデンレトリバーのような大型犬は、股関節形成不全に注意が必要です。

遺伝が原因のことが多いのですが、それ以外に肥満や激しい運動などが原因になることもあります。

骨盤と太ももの結合部分がうまくかみ合わないことで、発症したワンちゃんは炎症が起きて痛みを感じるでしょう。

股関節形成不全になると、横座りになったり腰が左右に揺れたり、重症化すると足取りが不自由になったりします。

生後4ヶ月~1年くらいで発症するのが一般的です。

この時期に、室内の環境をなるべく股関節に優しい状態に整えてあげることも大切です。

フローリングの床は滑りやすいので、カーペットを敷いたりフロアコーティングをしたり、対策を講じましょう。

ここでは、いくつか滑り止めアイテムのメリットとデメリットをご紹介します。

         メリット    デメリット
    コルクマット表面に小さい気泡があるためホコリが出にくい
ダニがは発生しにくい
足裏にフィットして滑らない
防水性、弾力性に優れている
汚れが落としやすい
冬でも暖かい
段差ができる
傷みやすい
水洗いがしにくい
端の方が反ってしまう
ジョイントマットより高い
  ジョイントマット
(ポリエチレン、
   スポンジ素材)
リーズナブル
部屋の大きさに合わせて敷ける
汚れたところだけ取り外せる
見た目が安っぽい
メーカーによっては滑りやすい
  タイルカーペット汚れた部分だけ洗える
見た目がおしゃれ
防臭効果がある
丸洗いできる
クッション性が低い
掃除がしにくい
中型犬以上ではズレやすい
冬は冷えやすい
使ううちに吸着力が衰える
  クッションフロア衝撃を吸収してくれる
滑りにくい
撥水性が高い
つなぎ目が少ない
湿度に弱い(べたつく)
 カーペット・ラグマット柔らかい
衝撃を吸収してくれる
インテリアになる
繊維に爪が引っかかりやすい
掃除がしにくい
細かい部分に敷きにくい
臭いがつく
汚れがしみ込む
 フロアコーティング滑りにくい
キズがつきにくい
臭いがつきにくい
見た目を変えずキープできる
初期費用は高額
自分で塗ると手間がかかる

現在では、滑らない環境をつくるためのさまざまなアイテムが販売されています。

それぞれのメリットデメリットをよく理解して、最も適したものを選んでみてください。

脚の裏の毛をこまめにカットして滑らないようにすることもいいでしょう。

最初の準備は大変ですが、かわいいワンちゃんのためにがんばりましょう!

ワンちゃんに合った温度と湿度にする

ゴールデンレトリバーは、温度を考えてあげることも大切です。

ダブルコートで毛が長いワンちゃんだからです。

大型犬ほど体温を下げにくい傾向にあることも覚えておく必要があります。

特に、寒さより暑さに弱いので、熱中症には注意しましょう。

なぜ、体温を下げにくいのかというと、汗腺が人間のように発達していなくて、ほとんどないからです。

そのため、体内の熱を放出できないのです。

呼吸が荒くなったりたくさんのヨダレが出てきたりしたら、危険サインなので早急に対処しましょう。

室内では、扇風機やエアコンを使って涼しい環境を保つようにしてください。

25℃前後が適温です。

霧吹きで水をかけてあげたり、長い毛をカットしたりすることも、熱中症予防に適しています。

ただし、カットしすぎると太陽光から守るものがなくなってしまうので逆効果です。

できれば、プロに相談することをおすすめします。

あとは、市販の暑さ対策グッズを使ったり、凍らせた水を凍らせたペットボトルをあげたりするのも効果的です。

ケージに入れて居場所を作ってあげる

室内で飼う場合でも、必ずケージを用意しましょう。

ワンちゃんにとって、ケージは自分だけのくつろぎのスペースになるからです。

人が大好きで、一緒に遊んだり撫でてもらったりする時間ももちろん大切なひとときです。

ただし、自分の時間を作ってあげることも同じくらい大切なことなのです。

人間も、四六時中誰かと接しているとひとりになりたいって思ったりします。

コロナ禍でリモートになって、ずっと家にいる旦那。どうなの?って思う、あの感情です。

ワンちゃんだって、ときには自分を見つめなおして黄昏たいのです。たぶん。

ということで、ケージを用意してあげましょう。

ワンちゃんのおうちには、大きく分けて3種類あります。

  • ケージ=天井も囲われたもの。素材や造りはさまざま。
  • サークル=天井がなく柵だけのもの。
  • クレート=持ち運び用のもの。

ゴールデンレトリバーのような大型犬は、サークルだと軽々ジャンプして脱走してしまうので、ケージ1択です。

クレートもありますが、あくまで移動用で、家ではケージですね。

選び方としては、まずサイズです。

大きさの目安は幅130cm×高さ90cm×奥行き100cmくらいです。

子犬から飼っていたとしても、すぐに大きな身体になってしまうので、はじめから大きなサイズを用意しておいた方がいいでしょう。

成犬になったときに、立った姿勢で頭の上に十分な余裕がある高さ、くるくる回っても窮屈ではない広さが目安です。

あとは、なるべく移動がしやすい重さのものが適しています。

普段は置いたまま使うとしても、お出かけなど移動する機会があることも考慮して、軽量のものを探しましょう。

掃除がしやすいように、底がトレーになっているものは使い勝手が良いです。

床が格子状のものは、ワンちゃんが足の裏に違和感を感じることもあるので避けた方がいいでしょう。

トイレと居住スペースが分かれたものは、子犬の時期のトイレトレーニングに向いています。

ゴールデンレトリバーが喜ぶゴハンとは?

ゴールデンレトリバーを飼うなら、ゴハンのことも詳しく知っておく必要があります。

とにかくよく食べる食いしん坊なワンちゃんなので、どんなものを食べさせるかはとても大切なのです。

ゴハンが大事なのは、どのワンちゃんも同じですが。

特にゴールデンレトリバーは食べるのが大好きなので、おデブになりやすいことにも注意が必要です。

ここでは、2つのポイントを挙げて、ゴハンについて解説していきます。

  1. 動物性タンパク質のエサが最適
  2. 食べる量は体重や月齢をもとに計算する

動物性タンパク質のエサが最適

消化器官がデリケートなワンちゃんでもあるので、負担をかけないようなゴハンを選ぶことも重要になります。

特に、動物性たんぱく質のゴハンが最適です。

低脂肪・低炭水化物・低カロリーであれば、胃腸にかかる負担も軽減できるでしょう。

動物性のタンパク質を日頃から摂取していることで、皮膚の病気を避けることにもつながります。

逆に、植物性タンパク質は胃腸に負担をかけてしまいやすいので、これが皮膚や毛にトラブルを起こす原因になったりもします。

小麦やトウモロコシが使われているゴハンは、なるべく避けた方がベターです。

さらに、添加物が入っていないもの、グルコサミンやコンドロイチンなどの成分が入っているものなどもおすすめです。

食べる量は体重や月齢をもとに計算する

ゴハンの量を飼い主さんがしっかり把握して与えないと、ゴールデンレトリバーはたちまちおデブになります。

とくかく食べるのが大好きなので、必要な量を越えてもどんどん食べてしまうからです。

1日にどれくらいの量のゴハンが必要なのかは、ワンちゃんの体重や月齢で変わってきます

パッケージを参考にするのも1つの方法ですが、以下の計算式で割り出すことができます。

ちょっとややこしいです。あ~苦手。ワンちゃんのためだからがんばります!

  1. 安静時のエネルギー必要量を計算

体重(kg)×体重(kg)×体重(kg)=A
Aの値を表示して電卓の√を2回押す=B
B×70=安静時のエネルギー必要量(kcal)

2. 1日に必要なエネルギー量を計算

安静時のエネルギー必要量(kcal)×活動係数=1日に必要なエネルギー量(kcal)

活動係数は、以下の表を参考にしてください。

ワンちゃんの状態係数
成犬(授乳中)4.0~8.0
成犬(妊娠7~8週)、子犬(4ヶ月未満)3
成犬(妊娠5~6週)、子犬(4~9ヶ月)2.5
成犬(妊娠1~4週)、子犬(10ヶ月~1歳)2
成犬(避妊・去勢なし)1.8
成犬(避妊・去勢済)1.6
成犬(肥満、高齢)1.4

3.1日に必要なフードの量

1日に必要なエネルギー量÷100gあたりのカロリー×100

これが、今の状態のワンちゃんに必要なゴハンの量です。

ワンちゃんに合わせて計算して、正しい量をあげるようにしましょう。

ゴハンの回数は、成長過程によって違います。

生後10週までは4回に分けて少しずつ、3ヶ月を過ぎたら1日3回、5~6ヶ月頃から1日2回が妥当です。

体重は定期的に測ってあげて、変化があったら獣医さんに相談してゴハンの量や内容を変えるなどしてくださいね。

早食い傾向にある場合は危険なので、食べにくい食器にしたり、水につけてふやかすなどの対策をしましょう。

ゴールデンレトリバーのお散歩で気をつけること

ワンちゃんを飼うなら、お散歩は必須です。

中でも、ゴールデンレトリバーは運動が大好きなので、お散歩もたくさんしてほしいタイプです。

散歩に行かないと、運動不足でおデブになったり、ストレスが溜まって問題行動を起こしたり、社会性のないコになってしまったりします。

お散歩には、運動や排泄のためだけでなく、さまざまな意味があるので、疲れていても毎日行くようにしましょう。

ときには、お散歩に行きたがらないワンちゃんもいるかもしれません。

そんなときは、ワンちゃんをよく観察してみましょう。

ケガをしているようなら、すぐに手当てをするか病院へ連れていってください。

前回のお散歩で怖い経験をしていたら、安心できるように抱っこをして怖くないことを教えます。

首輪がいやで行きたくないなら、家でリードをつけて過ごす練習をします。

いやがらなくなったらおやつをあげて、思いきり褒めてあげましょう。

では、お散歩の注意事項を詳しく見ていきます。

お散歩デビューは準備をしっかりと

初めてのお散歩は、それなりの準備が必要です。

飼い主さんの心の準備も含めて。

まず、ワクチンプログラムが終わってからのデビューになります。

ワクチンプログラムとは、ウイルスや各種細菌から大事なワンちゃんを守るための抗体を作るものです。

生後8週から110日まで、2週間おきに接種します。

プログラムが終わる前にお散歩に出てしまうと、菌に感染してしまうことがあるので避けましょう。

ただ、抱っこして外の世界を見せておくことは有効です。

外の刺激に慣れさせておくことで、外に出られるようになってからすべてを初めての経験として受け止めるとびっくりしすぎてわちゃわちゃしてしまう可能性を減らせます。

家の中で、リードやハーネスを装着して付けることへの抵抗をなくしておくこともおすすめです。

お散歩デビューは、すべてのワクチンが撃ち終わってから2週間後がベストです。

終わった直後は、抗体が身体に入っているので免疫力が落ちています。

体調が悪くなりやすい時期でもあるので、運動なども控えた方がいいでしょう。

時間と距離は月齢に応じて変える

ゴールデンレトリバーは、ワクチンプログラムが終わる頃には既に10kgを越えています。

結構な大きさでの遅咲きデビューです。

遅れてきたルーキーを扱う飼い主さんは大変です。

小さいうちに外の世界に慣れておくことで、大きな身体で暴れて飼い主さんもにっちもさっちもいかなくなることを避けられます。

ですから、抱っこでお散歩をしておくことは本当に大事です。

頻度は可能な限り毎日。

デビュー直後は15~30分程度で、徐々に距離を伸ばしていきましょう。

アスファルトやコンクリートは関節に負担をかけてしまうので、なるべく柔らかい土や砂の上を歩けるようなコースを探してあげてくださいね。

成犬は1日2回30分~1時間以上、1回3~5kmが目安です。

老犬になったら、距離と時間を少しずつ減らすようにしましょう。

時間帯は、食後2時間前後は避けてください。

食事をしてすぐに運動をすると、お腹にガスや空気が溜まりやすくなってしまうのです。

夏の日中の散歩は絶対NGです!かわいい肉球がやけどしてしまいます。

悪天候の日は、できるだけ家の中で身体を使って遊んであげましょう。

お散歩から帰ったら、きちんと足を拭いてきれいにしてあげてくださいね。

汚れていたら、ホットタオルやウエットティッシュで拭き取りましょう。

このタイミングをブラッシングタイムにすれば、お散歩でついたゴミも取れて一石二鳥です。

社会性を身につけるための場でもある

散歩は、単に運動をしてストレス解消をすることだけが目的ではありません。

知らない犬や知らない人間と出会ってコミュニケーション力をアップする役割もあります。

人間と一緒に生活をするためには、コミュニケーション力が不可欠です。

ゴールデンレトリバーは比較的コミュ障のワンちゃんは少ないのですが、それでも外と接する機会が少ないと引きこもり犬になってしまうでしょう。

外の世界は、家の中とは違う刺激でいっぱいです。

電線で鳥が鳴いていたり、車がクラクションを鳴らしたり、おばちゃんが井戸端会議をしていたり。

人間にとっては何気ない生活の1コマでも、ワンちゃんの目には見たことのない新鮮な出来事にあふれているのです。

おうちの中でも、なるべくいろいろな音を聞かせて慣れさせることも大切です。

知らない音でストレスが溜まることをなくせば、無駄吠えすることもなくなります。

例えば、インターホンに吠えないようにするためには、インターホンがあったらおやつをあげることを繰り返すトレーニングが有効です。

インターホンが鳴って吠えなかったらおやつをあげるようにすると、吠えなければ良いことがあることを学習します。

例で挙げたのは家の中での社会性についてですが、散歩を通じて少しずつ周りの環境を理解して安心させてあげるようにすることが大切なことを覚えておきましょう。

ゴールデンレトリバーを迎えるためのQ&A

愛しいゴールデンレトリバーと運命の出会いをするために、覚えておきたいポイントを紹介していきますね。

  1. どうやったら出会えるの?
  2. 健康なコはどこで見分けるの?
  3. どれくらいの費用がかかるの?
  4. どんなアイテムを用意すればいいの?

いざ、ゴールデンレトリバーをお迎えするとなると、さまざまな疑問が浮かんできますよね。

一般論ですが、簡単に解説しますので参考にしてください。

どうやったら出会えるの?

ワンちゃんと出会うには、大きく分けて4つの方法があります。

  • ブリーダーさんで購入する
  • ペットショップで購入する
  • インターネットの里親募集に参加する
  • 動物保護施設から譲り受ける
  • 知り合いから譲り受ける

子犬から育てたい人は、ブリーダーさんかペットショップで購入しましょう。

ブリーダーさんは、ペットの後輩や繁殖をしてペットショップに卸しています。

ですから、ペットショップを通る分の費用が必要ないので適正な価格で購入できるのがメリットです。

また、専門で繁殖させているブリーダーさんも多いので、飼育方法やしつけのアドバイスなどを聞くことができるのも嬉しいポイントです。

どんなパパ犬とママ犬から生まれてきたのか、どんな環境で育ってきたのかなどを見ることができることも重要ですね。

ただし、ブリーダーさんの中にはビジネス優先の悪徳ブリーダーもいます。

悪徳ではないブリーダーさんの特徴としては、

  • 質問に丁寧に答えてくれる
  • 繁殖しているワンちゃんに関する知識が豊富
  • 買い手の飼育環境を確認してくれる
  • きちんとした運営をしている
  • 多くの種類を繁殖させていない
  • 衛生的な環境で繁殖している
  • 動物取扱業者の資格を取得している
  • 譲渡契約書の取り交わしがある
  • 生出後56日以降に引き渡しをしてくれる
  • アフターケアをしてくれる
  • SNSやホームページなどで購入者の声が確認できる

といったことが挙げられます。

よく調べて安心できるブリーダーさんを選びましょう。

ワンちゃんを愛するブリーダーさんは、人柄が滲み出ているものです。

購入してからも親身になってくれる、愛情あふれるブリーダーさんと出会うことが、愛しいワンちゃんと出会うために最も大事なことだといえますね。

一方、ペットショップで購入することの利点としては、気軽に立ち寄ってたくさんの種類の中から選べることがあります。

ペットを飼うのに必要なものも揃っているので、探し回る手間がなくて便利です。

ただし、ペットショップで売られている子犬は、早い時期に親や兄弟と離れ離れになっているため社会性が身につきにくいという問題があります。

ストレスで吠えたり噛んだりといった癖が治らなかったりすることもあるのです。

また、ブリーダーさんから直接購入するより、流通している分だけ割高になることもデメリットといえます。

インターネットの里親募集や動物保護施設、知り合いなどから譲り受ける場合は、飼いたい種類のワンちゃんに出会える確率は低いでしょう。

どんなペットを飼いたいか決めていない場合は、基本的に無料で譲り受けることができるので利用してみてもいいですね。

健康なコはどこで見分けるの?

家族の一員として迎え入れるためには、健康ですくすく育ってくれる子犬と出会いたいですよね。

ブリーダーさんで購入する場合、何匹か生まれた中から選べることもあります。

そうしたときに覚えておきたい、目利きのポイントを紹介します。

  • ころころ丸っとした体形をしている
  • 目がイキイキしている
  • 充血していない
  • 目ヤニがついていない
  • 涙目ではない
  • 鼻が適度に湿っている
  • 耳や口が臭くない
  • 毛並みがきれい
  • しっぽを元気に振っている
  • 肛門が閉まっている
  • しっかり歩いている
  • 人を見ると近寄ってくる
  • 噛んだり吠えたりしない

直感で、このコ!と思うこともあるかもしれませんが、参考までに覚えておいてください。

例えが悪いですが、赤鉛筆を耳に指して競馬予想するおっさんのように、細かいところまでじっくり観察してみてくださいね。

優良ワンちゃんが発するサインを見逃さないで!

どれくらいの費用がかかるの?

かわいいかわいいゴールデンレトリバーと過ごす生活はプライスレスだから、費用とかどうでもいいし。

というかっこいいお金持ちの方は、この項目飛ばしちゃってください。

毎月の出費に対応できないと、飼っていくうちに疲弊して楽しくなくなってしまうかもしれませんので、お金のことにも触れていきたいと思います。

世知辛いですが、転ばぬ先の杖としてゴールデンレトリバーを飼うために想定される費用を見積もってみました。

大型犬は、小型犬や中型犬と比べてお金がかかることは理解しておきましょう。

食費(食事+おやつ ※成犬で計算)約30万円  
生活用品(ケージ、ブラシ、トイレ、おもちゃなど)約8万円
医療費 約5万円
ワクチン代・新規登録料約5万円
シャンプー代(爪切り、耳掃除など)約12万円
家具修繕費破壊具合によりさまざま

というかんじで、1年間でどれくらいかかるかをおおまかに計算してみました。

諸々、おおまかに相場を調べてみると年間これくらいかかります。

何しろ身体が大きいワンちゃんなので、小型犬や中型犬と比べていちいちお金がかかります。

特にゴハンがー!!ゴールデンレトリバーはやたらとよく食べるので、仕方ないですね。

ワンちゃんの中でも、トップレベルの食いしん坊です。

そこがまたかわいいんですけど。財布には痛いですね。

なんだかんだで、1年で40万円くらいかかることを頭に入れておいてください。

シャンプーや爪切り、耳掃除は自分でしたり、ゴハンを安いものにしたりなど、工夫して安く抑えることはできそうですけどね。

飼い主がケチっちゃったことで、ワンちゃんが快適じゃなくなるのは辛いですよね。

飼い主さんもワンちゃんもハッピーな毎日が送れるように、飼う前にお金のことはきちんと考えておきましょう。

どんなアイテムを用意すればいいの?

前の項目で「生活用品」に挙げていた、用意すべきグッズについても触れておきます。

初期費用でだいたいこれくらい。

ケージ2万円
ブラシ1500円
ゲート(1個)6000円
トイレ用トレー8000円
トイレシート(1ヶ月分)6000円
ベッド4500円
脱臭機3000円
給水器3000円
食器1000円
ドッグフード(1kg)2000円
おもちゃ3000円
合計5万8000円

トイレシートは消耗品なので、毎月これくらい必要になりますが、あとは1度購入すれば長く使えるので安心してください。

ケージは、子犬から飼う場合でも成犬になったときを想定して大きめのものを買いましょう。

まとめ

ということで、まとめるとゴールデンレトリバーは優秀で優しくて穏やかで食いしん坊で、めちゃめちゃかわいいコです。

ワンちゃん界の白田選手ですかね、あの大食いレジェンドの。

そういえば、顔もちょっとゴールデンレトリバーっぽいような。

よく食べてニコニコしてて穏やかで、みんなに優しくて、知的で。

よく食べよく運動するので、飼う場合には一緒に動けるだけの体力も必須なかんじです。

運動が足りないとストレスになっちゃいます。

あとは、春と秋にびっくりするほど毛が抜けることにもしっかり対応しましょう。

愛情を込めてブラッシングしながら、生え変わりを風物詩に感じて一句読んじゃうくらいの心の余裕を持ってくださいね。

わが子の毛 今年も抜けて 涼やかや 

人懐っこくて人間が中に入ってるんじゃないかと思えるような、愛嬌あるゴールデンレトリバーについてのリサーチは以上です。

いやーかわいい!飼いたい!

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